北海道美唄市は市議会地域医療体制等調査特別委員会で、新病院の基本設計を示した。新病院は75床(一般病床28床、地域包括ケア病床15床、療養病床32床)に加え、人工透析30床となる。総事業費は、37.7億円。
現在の市立美唄病院は赤レンガ造り
市立美唄病院は1943年(昭和18年)開設、現在の許可病床数は98床。1966年に市のシンボル的な建物として、現在の赤レンガ造りの建物に改築された。
診療科構成は、内科・小児科・外科・整形外科・産婦人科・眼科・耳鼻いんこう科の7科。
入院機能については、一般病床53床(うち、地域包括ケア病床11床)、療養病床45床合わせて98床となっている。
新病院は現地建替え、病床転換を見据えた設計
新病院では超高齢化社会で求められる多様な市民サービスを提供できる「新しい市立美唄病院」を計画している。
建設予定は現在の職員駐車場(南西側)に。鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ床面積は計6415平方メートル。将来的な病床転換や縮小を視野に、事務棟は別棟に軽量鉄骨造りで建設する。
概算事業費は約35億円、過疎対策事業債を活用
令和6年に新病院スタート
今後のスケジュールは令和4年度夏ごろから実施設計を開始、令和5年度中に建設工事を終え、令和6年度初めに新病院開院予定となっている。
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