広島県 高度医療・人材育成拠点基本構想に基づく新病院 CM業務はプラスPM

高度医療・人材育成拠点基本構想
高度医療・人材育成拠点基本構想

「広島県高度医療・人材育成拠点基本構想」に基づき、CM業務の事業者選定を行っていた広島県は、プラスPMを特定した。期間は令和5年 10 月までで2,800万円程度。

新病院に必要な機能

  • 二次輪番病院のバックアップ及び三次救急の基幹病院として救命救急に対応し、“断らない救急”を実現する。
  • 中国地方初の「ER 機能を併設した小児救命救急センター」を整備する。
  • 成育医療センターとして、生殖医療から周産期、新生児、小児を含む一貫した医療を提供する。
  • がん治療センターにおいて最新の低侵襲治療など集学的治療を提供する。
  • 脳疾患や循環器疾患に対応する脳卒中センター及び心臓病センターを整備する。
  • 子どものこころの諸問題に対応する児童・思春期病床を整備する。
  • 新興・再興感染症拡大時に機動的に対応できる体制を整備する。
  • 基幹災害拠点病院として人材育成・派遣など災害医療体制の強化に貢献する。
  • ICT技術を各領域で横断的に活用する次世代スマートホスピタルを実現する。
  • 意欲のある若手医師等を惹きつける病院を目指すとともに、関係機関との連携により、医療人材の確保、育成、循環の仕組みを整備する。

新病院の整備方針

新病院の病床規模は、症例の集積効果や医師を惹きつけるインパクトのある病床数として「1,000床程度」を想定している。

建設スケジュール

建設に係る発注方式については、設計と施工を個別に発注する分離発注方式、設計と施工を一括発注する DB(デザインビルド)方式、施工予定業者が実施設計の段階から参画する ECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式など、品質の確保や費用の縮減、工期への影響等を考慮し、基本計画において検討する。2030年ごろのオープンを想定している。

出所:広島県「高度医療・人材育成拠点の整備について」、「高度医療・人材育成拠点基本構想に基づく新病院の建設に係る基本計画コンストラクション・マネジメント業務に係る公募型建築プロポーザルの実施について

事業規模は1300億円の超巨大プロジェクト

23年7月27日付の中國新聞では、「広島県構想の新病院、16階建て1000床規模 総事業費1300億円 県立広島病院は解体方針」として報道され、財源の確保が課題と指摘した。

出所:中國新聞ウェブ