新病院「くまもと県北病院」 玉名の拠点病院名称

熊本県玉名市でくまもと県北病院機構が建設中の新病院の名称が「くまもと県北病院」に決まった。機構が10月31日、発表した。2021年3月1日に開院予定で、荒尾・玉名地域の中核病院としての役割が期待されている。

名称は7~8月に公募で寄せられた94件69案から選ばれた。このうち最多だったのがくまもと県北病院で、「場所のイメージがわく」「呼びやすい」「県北の中心的な病院となる願いが込められている」などの理由で機構が決めた。

新病院はJR新玉名駅北側の旧玉名小学校跡地を含む約4・4ヘクタールの用地で4月に着工。新設の救急科、眼科、耳鼻咽喉(いんこう)科、歯科口腔(こうくう)外科を含む30診療科を備える。熊本市を除く県北地域では最大規模の402床。屋上に災害対応や緊急搬送用のヘリポートを設ける。総事業費は188億4千万円。

機構は玉名市と玉東町が17年に設立した地方独立行政法人。現在運営する公立玉名中央病院(玉名市)と玉名地域保健医療センター(同)は新病院の開院と同時に閉院する。

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