2023年10月、東京医科歯科大学病院に機能強化棟と称するC棟がオープンする。
C棟は地下2階、地上7階建てで、延べ床面積は約15,000㎡。地下2 階に強力な免震装置を設置し、巨大地震発生時にも医療を継続できるように設計されている。
地下1階のERセンター、3階のER病棟、そして従来のERセンターと合わせると都内最大級の収容力を誇る。
4階の材料部では、医療器材の洗浄、滅菌管理等を行い、有事の際にも十分な医療品を提供できるように備蓄・管理を行っている。
5階のICU-HCU病棟には、25 床の完全個室(うち4室が感染症対応)があり、6階の手術室には手術室が7室(うち、ハイブリッド手術室が2室、バイオクリーンルームが1室)、7階屋上には、太陽光発電のソーラーパネルやグリーンスペースが設けられている。
ハイブリッドERのシステムは、1. 救急初期初療、2. 緊急CT、3. 緊急血管造影、4. 緊急手術の4つの機能を1つの部屋で包括できるシステムとなっている。1つの部屋で診断と治療(IVRや手術)が包括できるため、患者の診断や治療のための移動にかかる時間を短縮でき、高度で迅速な救急医療を提供できる。
また、約96時間(4日間)の停電でも材料部を含め医療行為を継続できる非常用発電機を設置している。
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