河北総合病院建替計画

東京都杉並区 河北総合病院の建替計画がいよいよスタート

阿佐ケ谷駅北東地区のまちづくりのうち、河北医療財団(杉並区)がB街区に新築する河北総合病院の規模などが明らかになった。延べ床面積は約3万6000平方㍍。2022年6月に着工し、25年3月末の完成を目指す。

  • 区域面積…約11,162平方メートル
  • 建築面積…約5,100平方メートル
  • 延べ面積…約36,000平方メートル
  • 階数…地上9階、地下1階
  • 建築物の高さ…約40メートル

社会医療法人 河北医療財団としての位置づけ

新病院は2025年竣工を目指し、2017年から準備をスタート。
建替先である地主と杉並区とのスケジュール調整・検討や、移転先となる土地の目途が立ち、2020年から実際に移転するための本格的な準備を開始し、現在は基本設計を作成中。

河北医療財団では、2021年度は2025 年の河北総合病院建替えに向けた大切な助走期間と位置づけている。河北医療財団にとって、新病院建替えは杉並事業部の1施設の建替えではなく、財団事業の抜本改革をおこなう中核プロジェクトの位置づけとしている。

また、新病院建替えに伴い、患者や地域住民、資金拠出金融機関、行政、そして職員などのステークホルダーからの信頼確保と、健全で持続可能な医療を提供するために、事業収支を含め、掲げた計画の着実な実現を目指している。

地域が抱える課題

区西部は、新宿区・中野区・杉並区の 3 区で構成されており、特に新宿区は、特定機能病院等の大規模病院が集中し、医療資源が恵まれている。一方、当院が位置している杉並区は、人口に対する病床数は少なく、地域完結型の医療提供体制を構築するために拡充していく必要がある。

また 3 区の中で杉並区は 0-14 歳の人口が多い区であり、2015年度出生数は 4,828 件であり小児周産期領域のニーズが高い。

整備スケジュール

  • 2017 年度…自施設の今後の病床のあり方を決定(本プラン策定)
  • 2018 年度…新総合病院基本設計
    • 医療介護同時改定
    • まちづくり計画
  • 2019 年~2021年度…新総合病院詳細設計 ・都市計画手続き
    • 土地区画整備事業
  • 2022 年~2024年度…新総合病院着工
  • 2025 年度…新総合病院開設

阿佐ヶ谷駅北東地区計画との関係

河北総合病院の建替え計画は、杉並区の区画整理事業・道路の拡幅に伴った建替計画。病院の跡地には小学校が移転し、小学校の跡地には商業施設ができるという10年規模の大きなプロジェクト。

2021年現在の阿佐ヶ谷駅北東部
2021年現在の阿佐ヶ谷駅北東部

阿佐ヶ谷駅北東地区はJR中央線阿佐ヶ谷駅の北東に位置し、歴史と伝統ある小学校や、地域医療の拠点である総合病院、商店街のほか、地区の中央には大規模な屋敷林を有する敷地が立地するなど、駅至近にありながら周辺の社寺地等のみどりとともに良好な市街地環境を形成している。

一方、総合病院への緊急車両や一時避難地である橋公園へのアクセスなど、道路基盤整備等による地域の防災性・安全性の向上が喫緊の課題となっている。
区では、土地区画整理事業(個人施行)や区の道路事業による主要生活道路の拡幅整備等と連携した総合的・一体的なまちづくりを進めるため、地区計画制度の活用を柱とする「阿佐ヶ谷駅北東地区まちづくり計画(平成 31 年3月)」を策定した。

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阿佐ヶ谷駅の北東を5ブロックで再開発

そして、喫緊の課題である地域の防災性・安全性の向上、みどりの保全・創出、阿佐谷の歴史を伝える景観づくり、駅周辺における回遊性の向上等を図りつつ、土地の合理的利用や魅力的な街並みの誘導等、本地区の将来を見据えたまちづくりを進めるため、阿佐ヶ谷駅北東地区地区計画を策定した。

参考:河北総合病院「公的医療機関等 2025 プラン」(平成 29 年 10 月策定)

   杉並区「阿佐ヶ谷駅北東地区計画」(令和2年7月)

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