公益社団法人肝属郡医師会では、肝属郡医師会立病院再整備基本計画(令和4年6月策定)に基づき作成した、肝属郡医師会立病院再整備基本設計を公表した。基本設計は株式会社内藤建築事務所九州事務所。
新病院は132床
新たな病院は肝属郡錦江町城元、敷地面積15,768㎡、延べ床面積9,196㎡(基本計画9,200㎡)の計画。病棟は、地域包括ケア病棟50床、障害者施設等病棟47床、療養病床35床の構成となり、総病床数は132床、地上4階(鉄筋コンクリート造)の計画。
その他、多目的ホール、駐車場(約300台)、駐輪場が含まれる。
地方過疎地に適した4つのコンセプト
新病院では、地方過疎地に適した4つのコンセプトを掲げている。特徴としては、「将来変化に伴い柔軟な運用が可能な病棟」として、病床数や病棟種別、区分の変化に柔軟な運用が可能な病棟構成とするため、病棟区画を可変としている点。
各病棟の中央にスタッフステーションを設け、見守りを重視した配置としているほか、将来的に緩和ケアや認知症ケアユニット等の導入も可能としている。
総事業費は約58.6億円
項目 | 金額 |
---|---|
建築工事費 | 約4,197百万円 |
造成費 | 99百万円 |
設計・監理費 | 264百万円 |
医療機器等整備費 | 1,025百万円 |
予備費 | 278百万円 |
合計 | 5,863百万円 |
2026年3月の開院
事業スケジュールは、令和5年度中に実施設計を行い、令和6年から建築開始、令和7年度(2026年)の3月開院を目指す。
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