県立はりま姫路総合医療センター(仮称)の進捗

姫路の新設病院|【公式】県立はりま姫路総合医療センター
姫路の新設病院|【公式】県立はりま姫路総合医療センター

「県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院の統合再編基本計画」に基づき、播磨姫路圏域において高度専門・急性期医療を提供する中核的な総合病院として「県立はりま姫路総合医療センター(仮称)」を整備中であるが、一般病棟の一部を設計変更し、有事の際、ウイルスを外に漏らさない陰圧化や、室内の空気をきれいに保つ換気機能を強化するため、重症患者対応に4床、中等症対応に11床を転用することが報道された。

令和4年度5月に開院とされるが、建築中の病院では、新型コロナウイルス等の新興感染症への設備的対応を取り入れる例が増えている。

県立はりま姫路総合医療センター(仮称)整備計画

県立はりま姫路総合医療センター(仮称) の病床数

  • 一般病床…720床
    • 救命救急センター
      • E-ICU、CCU…20床
      • 救急病棟…24床
    • 集中治療病床
      • G-ICU…12床
      • HCU…20床
    • その他一般病床…644床
  • 精神科病床…16床

診療科目

県立はりま姫路総合医療センター(仮称) の診療科目は全34科を想定(基本計画時点)。

内科系診療科総合内科(内科)、循環器内科、脳神経内科、糖尿病・内分泌内科、消化器内科、腎臓内科、呼吸器内科、腫瘍内科、血液内科、感染症内科、緩和ケア内科
外科系診療科外科、心臓血管外科、脳神経外科、消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科、整形外科、形成外科、歯科口腔外科
その他専門診療科皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉・頭頸部外科、放射線診断科、放射線治療科、膠原病(リウマチ)科、リハビリテーション科、病理診断科、救急科、精神科、麻酔科、産婦人科、小児科

主な諸室

手術室16室をはじめ、救急のハイブリッドERや初療室13室など、総合病院として高い医療機能を有する。

手術室16室
超音波検査室13室
内視鏡センター検査室(呼吸器、消化器透視含む)7室
血液浄化室13床
腫瘍センター(化学療法室)20床
救命救急センターハイブリッドER1室
初療室2室
5室
6室

主な整備予定の医療機器

手術室にはハイブリッドCTやハイブリッドMRI、手術支援ロボを2台設置予定。また、リニアックやスペクトなどもそれぞれ2台ずつ設置するなど、がん治療の機能も強化されている。

手術室ハイブリッドアンギオ2台
ハイブリッドCT1台
ハイブリッドMRI1台
支援ロボット2台
手術室以外リニアック2台
SPECT2台
PET-CT1台
ハイブリッドER1台
アンギオ5台
MRI4台
CT5台
県立はりま姫路総合医療センター(仮称) の断面図

これまでの検討

平成27年に兵庫県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院の統合再編検討基本方針を策定。概算事業費408億円。

「県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院の統合再編基本計画」に基づき、播磨姫路圏域において高度専門・急性期医療を提供する中核的な総合病院として、「県立はりま姫路総合医療センター(仮称)」を整備