「経営」の学び方

MBA
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大学で経済学部に入ったはいいけど、実践的ではなく社会人となってからそんな視点もなくなってしまったよ、という方、多いのではないでしょうか。
実践的な「経営」を学ぶにはどうしたらよいのでしょうか。近年、経営に関する書籍が数多く出され、「わたしはこうして成功した」的なものが人気を集めています。「経営者と語ろう!」というイベントもあります。それらを読んだり、参加するのも良いですが、体系的に学んで行くことも重要です。体系的に学ぶにはどのような方法があるのでしょうか。いくつか考えてみましょう

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経営を実践的かつ体系的に学ぶにはMBAが真っ先に思いつきます。日本語では経営学修士号などと呼ばれますが、Master of BusinessAdministrationの略称であり、学位ですので資格ではありません。

資格取得の場合、「●点がボーダーライン」だとか「消去法で〇を導け」といった受験指導が行われることもしばしばあります。一方でカリキュラムはビジネススクールによって千差万別ですが、MBAの最大の特徴は、同じように「経営を一層学びたい」という意欲を持った社会人との人脈形成にもあります。

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グロービスなんかは本も出版しており、なじみのあるビジネススクールではないでしょうか。

ただし、数百万円単位で受講料がかかりますので、働きながらではちょっときついかもしれません。

中小企業診断士

完全に資格です。科目も明確で、「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」が一次試験、二次試験はペーパーコンサルティング。国家資格ですので「分かる人には尊敬される」のですが、弁護士のような独占的な業務はないため、この資格単体でご飯を食べることはなかなかむつかしいです。

中小企業診断士
中小企業診断士

最大のメリットは広範囲にわたる経営知識を、比較的低価格で学べ、視野が確実に広がるという点です。また同じ診断士同士であれば、比較的経営に関する共通言語を持ち合わせていることから、業務を進めやすいことも挙げられます。

資格取得の難易度が高い点が難点です。一次試験23.5%(2018年)、二次試験19.4%(同)から見ると、単純計算で一年(ストレート)での合格率が4.6%という低さ。何年もかけて資格取得する方も多いようです。

民間の医療系経営資格

民間の医療系経営資格もあります。「医療経営士」だったり、「医業経営コンサルタント」だったりといくつかあります。
「士」とありますが、特に「士業」ではない点に注意が必要です。

一方の受験を受けたことがありますが、講習またはDVD観覧、テキストを読む程度で間に合いました。問題集を持ち帰ることが出来ないため、詳細が世に出回ることはないという時点で、やや不公正さを感じますが、認定資格ですので、自己研鑽用でしょうか。

医療経営士
医療経営士

 

医業経営コンサルタント
医業経営コンサルタント

経営について、アートのような「感性」という考え方も、体系的な「学問」という考え方もあります。双方を組み合わせバランスよく経営していくことが望まれています。体系的に学ぶのであれば、ご自分の将来性、費用対効果によって選ぶと良さそうです。