厚生労働省は13日、医療機関の経営状況を調べた2018年度の「医療経済実態調査」を公表した。一般病院全体では、1施設当たりの利益率はマイナス2・7%で、17年度に比べ0・3ポイント改善したものの赤字が続いた。厚労省は医療従事者の数が増え、人件費が増加したことが一因と分析する。
一方、病院以外の利益率は一般診療所が12・9%、歯科診療所20・5%、薬局5・5%と黒字を維持した。
民間病院の院長の平均年収は約3042万円で、17年度比では0・5%減ったが、依然高水準。一般診療所の院長は約2807万円で、民間病院の勤務医は約1641万円だった。
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