長期化する新西和医療センターの基本計画策定

奈良県西和医療センターの新病院は計画策定までに1億円がかかっている
奈良県西和医療センターの新病院は計画策定までに1億円がかかっている

奈良県は「令和6年度新西和医療センター整備基本計画策定支援業務」の公募型プロポーザルを公告した。

業務期間は契約締結日から令和6年12月27日まで、委託料上限額 22,165,000円(消費税及び地方消費税を含む。)とやや高め。

令和4年度の基本計画策定支援業務(落札金額29,000,000円)、5年度の基本計画策定支援業務(落札金額25,380,000円)は共に株式会社長大が2年連続して落札している。

2020年(委託料上限額10,000,000円)、21年(委託料上限額14,000,000円)の西和医療センターのあり方検討業務委託に続き、計画策定が長期化しており、基本計画策定までに1億円程度かかる計算。

本業務は、令和5年度までに検討を行った基本構想及び基本計画骨子案(以下「基本計画骨子案等」という。)を踏まえて、①運用計画の策定、②設計与条件等の整理・策定、③事業収支計画の修正、④都市計画の変更手続きに係る検討資料の作成を行い、「新西和医療センター整備基本計画(以下「基本計画」という。)」の策定支援を目的とする。

これまでの経緯

  • 西和医療センターは、施設の老朽化や耐震性が低いことから、早期の移転・再整備を推進することとしており、令和4年8月「新西和医療センター整備基本構想(以下「基本構想」という。)」を策定した。
  • 令和5年度は、移転候補地の再検討を行い、JR法隆寺駅南側地区(斑鳩町)に決定すると共に、診療規模及び事業収支計画等の検討を行い、新西和医療センター整備基本計画骨子案(以下「基本計画骨子案」という。)を策定した。

新西和医療センター整備基本構想

令和4年8月に策定した基本構想では基本コンセプトとして、西和地域における重症急性期を担う基幹病院を掲げ、患者・職員・地域社会の三方ヨシの病院を目指すとしている。

また、病床規模は280床程度を想定している。

奈良県西和医療センター

令和4年度 新西和医療センター整備基本計画策定支援業務に係る公募型プロポーザル

令和5年度新西和医療センター整備基本計画策定支援業務

新西和医療センター整備基本構想

令和6年度新西和医療センター整備基本計画策定支援業務の公募型プロポーザルについて New!