むつ総合病院新病棟建設基本設計

むつ総合病院新病棟建設基本設計概要版
むつ総合病院新病棟建設基本設計概要版

老朽化した入院病棟建替えを目的に、令和3年度よりむつ総合病院新病棟建設基本設計業務を進めてきたむつ総合病院は、事業の概要を公表した。

地下1階から地上5階建て、延床面積42,606.59平米。

新病棟のコンセプト(大きな柱)

1医療環境の変化を見据えた機能の向上
(1)地域完結型医療の推進
(2)急性期医療+ 回復期医療の整備
(3)可変的に対応可能な病棟と病室構成
2大災害(自然災害、原子力災害、新興感染症等)対応拠点としての整備
(1)医療提供の継続可能な設備
(2)原子力災害発生時に対応できる設備
(3)院内感染等の新興感染症に対応できる設備
3高度先進医療、がん医療の推進
(1)高度先進医療の推進
(2)がん医療の推進

4高齢者医療、予防医療、患者・家族支援の推進
(1)高齢者医療の充実
(2)予防医療の充実
(3)患者・家族支援の充実
5患者・職員満足度の高い環境の整備
(1)患者満足度の高い環境づくり
(2)職員が希望を持って働ける環境整備
6金谷公園との一体的な機能の整備
(1)安全安心を支えるエリア拠点
(2)多世代交流の拠点

むつ総合病院新病棟建設基本設計

新病棟はメンタルヘルス棟、血液浄化センターの南側。

病床数

病床種別新病棟メンタルヘルス科診療棟
一般病床296
一般200
女性専用15
産婦人科25
小児科10
救急10
ICU6
地域包括ケア30
療養病床 回復期リハ病棟30
感染症病床4
精神病床54
小 計33054
合 計384
敷地面積48016.86㎡
延べ面積42606.59㎡
容積対象延べ面積42126.36㎡
容積率87.73%
建築面積14967.17㎡
建蔽率31.17%

6 つのコンセプト ( 大きな柱 ) を実現する建物計画

医療環境の変化を見据えた機能の向上
大災害( 自然災害、原子力災害、新興感染症等 )対応拠点としての整備
高度先進医療、がん医療の推進
高齢者医療、予防医療、患者・家族支援の推進
患者・職員満足度の高い環境の整備
金谷公園との一体的な機能の整備
新病棟の断面図

病棟・病室イメージ

病棟・病室は白を基調とした柔らかなデザイン。開放的な窓から近隣の街を見渡すことが出来る。

全体の工程

むつ総合病院新病棟は令和8年度中の新病棟利用開始を目指す。

むつ総合病院新病棟は令和8年度中の新病棟利用開始を目指す。

事業費

項目金額(億円)1床当たり換算※
(円)
設計・監理費61,818,182
建設費(※改修・外構・解体・その他工事含む)15446,666,667
医療機器等整備費3410,303,030
その他2606,061
合計19659,393,939
※参考:新病棟330床より試算

出所:むつ総合病院