京都中部総合医療センター 新棟整備 公募型プロポーザル

(仮称)京都中部総合医療センター新棟整備基本構想

京都中部総合医療センター(京都府南丹市)は11日、「京都中部総合医療センター新棟整備基本設計・実施設計業務委託」のプロポーザルを公告した。

本業務は、京都中部総合医療センターの新棟整備に関する基本設計・実施設計業務を行うもの。

業務の概要

(1)業 務 名 京都中部総合医療センター新棟整備基本設計・実施設計業務委託
(2)業務場所 京都府南丹市八木町八木
(3)業務期間 契約締結日の翌日から令和 6 年 3 月 31 日まで

新棟整備の背景

当院は、昭和11年に開設以降、施設の増改築を行ってきたが、現在の主要施設である本館診療棟(築45年)や第一病棟(築32年)が老朽化・狭隘化しており、診療機能などに支障きたしていることが多くなっている。

当院が南丹医療圏における地域医療を担う拠点病院として多様化する医療ニーズに十分な役割や機能を発揮し続けるためには、老朽化・分散化している施設を集約化し、迅速で効率的に医療が提供できる新棟の早期の建替えが必要となっている。

また、新型コロナウイルスをはじめとした新興感染症発生時や大規模災害発生時においても安心安全な医療を提供し続けるために診療体制の充実と施設の整備が必要となっている。

以上のことから、新棟の整備にあたり、「病院の目指すべき将来像」や「新棟整備の概要」を定めるために基本構想(案)を作成した。

新棟の整備方針

  • 本館診療棟は建築から 45 年が、第一病棟は 32 年が経過しており、いずれも施設の老朽化が著しく部分改修では対応が困難となっていることから、今回、それらを全面的に建替え
  • 建替え場所について、現地での建替えは、敷地面積上の制約、来院用駐車場の確保、近隣騒音等の問題があり困難であることから、第二病棟側への全面的な移転建替え
  • 建替え場所については、八木駅西口ロータリーからの利便性から第二病棟東側に新棟を建設
  • 建替えに伴い必要となる用地について、第二病棟周辺において建設用地及び駐車場用地等に必要な約 20,000 ㎡の用地を取得
  • 現有の附属施設である院内保育所、医師住宅、看護師寮、訪問看護事業所については、基本計画策定の中で検討
新棟整備予定エリアの周辺状況
新棟整備予定エリアの周辺状況

新棟整備における病床数は400床

  • 今回の新棟整備における病床数は、上記内容を踏まえ、2035 年ごろの医療需要のピークを見据えて、合計 400 床程度(感染症病床及び結核病床を除く)
  • 一般病棟の中での内訳(集中治療病床や周産期病床等)は、今後の基本計画検討において詳細検討
病床機能病床数
一般病棟(集中治療病床を含む)300 床程度
回復期リハ病棟 51 床程度現状程度
地域包括ケア病棟52 床程度(現状程度)
合計400床程度

新棟の施設規模は20,000 ㎡

  • 現在の本館診療棟、第一病棟、健診管理棟、放射線治療棟、感染症初期対応医療施設の延床面積は、15,815 ㎡
  • 病院全体の 1 床あたり延床面積を、近年の自治体病院事例を踏まえ 85 ㎡程度とすると、新棟整備後の病院全体延床面積は 85 ㎡×414 床(感染・結核含む)=35,190 ㎡が目安
  • 第二病棟の延床面積は 14,791 ㎡であるため、新棟の延床面積の目安は、35,190 ㎡-14,791 ㎡=20,399 ㎡(≒20,000 ㎡)
  • このことから、新棟の延床面積は 20,000 ㎡程度を目安

令和7年開院 新棟の整備スケジュール

  • 公立病院を建替える場合の一般的な手順としては、構想段階として基本構想の策定、そして具体的な基本計画を策定します。次に設計段階として基本設計・実施設計を行った後に、工事段階
  • 想定スケジュールは、令和 3 年度に基本構想・基本計画の策定、令和 4 年度に基本設計・実施設計を行い、令和 5 年度中に建設工事を開始し、令和 7 年度中の工事完成・新棟開設
京都中部総合医療センター 新棟は令和7年開院
京都中部総合医療センター 新棟は令和7年開院

新棟整備の事業費(概算見込)は152億円

  • 新棟の建設工事費については、新棟の延べ床面積を 20,000 ㎡とし、近年の病院建築費の動向を踏まえ、1 ㎡あたりの建設単価を 45 万円と設定し試算すると 90 億円程度
  • 既存棟についても一定程度の改修が必要
  • 建設工事費のほか、用地取得費、周辺整備費、医療機器等整備費等が別に必要
事業名概算事業費(税込)備考
建設工事費90億円
用地取得費11億円
設計・監理費4億円建築工事費の4.5%
周辺整備費4億円
医療機器等整備費38億円1床当たり900万円
解体費5億円
合 計152億円

パブコメ(抜粋)

  • 今回の新棟整備が単なる病院新築だけで終わらせず亀岡市立病院、京丹波町病院、和知診療所、南丹みやま診療所を初めとした南丹医療圏における病院間連携、持続可能な医療提供体制の構築に結びつけてもらいたい。
    • 南丹医療圏の他の公立病院とはこれまでから医師の派遣等様々な支援や連携を行っています。新棟整備基本方針のコンセプトにも掲げていますとおり、当院は地域医療連携の核となる病院を目指し、京都府から指定を受けた地域医療支援病院として地域の医療機関などへの支援を進め、医療圏全体での医療水準の向上を支援するとともに、医療圏内外を含めて広域的な連携を図っていきたいと考えています。
  • 病院のまわりは自然環境に恵まれていますが、病院の敷地内には緑や花が少なく、せめて植物があれば、入院患者の心が少しでも慰められるのにと思いました。同様に、病棟内の壁などに、ホスピタルアートが施されればよいのではと思います。難しいかもしれませんが、患者の心が少しでも明るくなり、和むのではと思います。
    • 患者様に優しい療養環境を提供するために、周辺の豊かな自然と調和した植栽や花壇など緑や花が身近にある病院環境の実現を目指していきたいと考えています。加えて、自然素材の内装材やアート作品などにより癒しと安らぎのある空間の導入を検討していきたいと考えています。

出所:京都中部総合医療センター新棟整備基本設計・実施設計業務委託に係る公募型プロポーザルの実施について

(仮称)京都中部総合医療センター新棟整備基本構想(案)表紙・目次 (PDF 312KB)
(仮称)京都中部総合医療センター新棟整備基本構想(案)本文 (PDF 2MB)

基本構想案に関する意見募集結果公表資料

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