国産の手術支援ロボットシステム シンガポールで薬事承認申請

手術支援ロボットhinotori™

国産の手術支援ロボットシステムを開発する株式会社メディカロイドは、手術支援ロボットシステム「hinotoriTM サージカルロボットシステム」(以下「hinotoriTM」)について、4 月 28 日付でシンガポールの Health Sciences Authority(健康科学庁)へ薬事承認申請を行ったことを公表した。

メディカロイドは、国産手術支援ロボットの開発を目的に、川崎重工とシスメックスが共同設立。

2020 年 8 月に厚生労働省より製造販売承認を取得し、同年 12 月より日本国内で総販売代理店であるシスメックス株式会社を通して販売を開始して以降、症例数は 1,000 例以上にのぼっている。

2022 年 12 月には、消化器外科および婦人科において保険適用となっている。(日本のロボット支援手術の29術式のうち22術式まで拡大 ※2022年11月時点)

手術支援ロボットは、2000年に米国で認可されたIntuitive Surgical社のda Vinciが全世界的にシェアのほとんどを占める状況となっていが、hinotoriは手術支援ロボットの新たな選択肢の一つとして期待される。

これまでの事例

2022 年 11 月 2 日 藤田医科大学プレスリリース
世界初 国産手術支援ロボット「hinotori™」による 胃がん切除手術 1 例目を実施しました

2022 年 11 月 8 日 札幌医科大学プレスリリース
国産手術支援ロボット「hinotori™(ヒノトリ)サージカルロボットシステム」による世界第 1 例目の大腸がんに対する手術を実施しました

2023 年 1 月 23 日 鹿児島大学プレスリリース
婦人科で世界初の「ヒノトリ」手術を行いました!

2022 年 12 月 2 日 神戸大学プレスリリース
世界初の国産ロボット hinotori サージカルロボットシステムを用いた子宮体癌手術を実施

出所:メディカロイド ニュースリリース神戸医療産業都市HP