公立沖縄北部医療センターの基本設計が進んでいるが、概算整備費は389.3億円となり、令和3年の基本計画時点と比較し、110億円(39.4%増)となっている。
主な増加要因として、県立北部・北部地区医師会両病院での協議・検討を踏まえ、必要な医療器機等を個別に積み上げたこと等による増加、物価高騰等による建築単価の増加、両病院での協議・検討を踏まえ、診療科毎に必要な面積を個別に積み上げたこと等による整備面積の増加が挙げられている。
提出された資料によると、整備費が389億円となっても、経営の持続性は図られる見通しとしている。
現行制度等を踏まえた整備財源策として、国庫補助制度等を利用するものとし、ハード交付金45億円、地域医療介護総合確保基金、新たな国庫補助制度など様々な財源の確保を模索していく予定としている。
今後、実施設計段階において300億円台半ばの整備費を目指すとともに、国庫補助制度を活用し、10億円規模の財源増額を図っていく。
基本設計は(株)内藤建築事務所、(株)エー・アール・ジー、(株)設備研究所の設計共同体。
出所:「公立沖縄北部医療センター 基本設計業務の報告について」「公立沖縄北部医療センター 整備費と収支見通しについて」、公立沖縄北部医療センター整備協議会
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