年収の中央値は副業・アルバイト込みで1,700万円、 主たる勤務先のみで1,300万円/大学病院の医師の年収は低い結果に
医師向けのキャリア支援サービスなどを提供している株式会社メディウェル(本社:北海道札幌市)は、「医師の年収」に関する最新のアンケート調査を実施し、全国の医師1,855名の回答結果を公表しました。
「医師の年収は高い」というイメージがある一方で、大学病院では文科省の今年6月の公式発表で少なくとも2,191名の「無給医」の存在が明らかになるなど、労働条件に見合った処遇がなされていない場合も見られます。
2019年8月に実施された今回の調査では、「実際のところ医師の年収はどのぐらいなのか」「どのような条件で年収は変わってくるのか」「大学病院とその他の病院ではどう違うのか」「それについて医師はどのように感じているのか」など、医師の年収に関する実態を明らかにするものとなっています。
■本調査結果の概要
・副業・アルバイト込みの医師の年収の中央値は1,700万円。
・主たる勤務先のみでの医師の年収の中央値は1,300万円。
・女性医師の年収は男性医師よりも600万円ほど低い(副業・アルバイト込みの年収中央値)。
・主たる勤務先のみの年収を勤務先別に比較すると、大学病院では年収800万円未満が64.3%を占めるのに対して、その他の病院では年収中央値で1,500万円、クリニック勤務医では1,300万円と、大学病院の年収が顕著に低い結果となった。
・大学病院勤務医で現在の年収が業務量や責任に見合っていると感じているのは25%のみとなっており、大学病院では年収に対する満足度も低いという結果だった。
本調査の詳細に関しましては、下記のURLをご参照ください。
・医師の年収・給料はどのぐらい?1,855名の医師の最新アンケート調査
https://www.dr-10.com/lab/questionnaire-on-doctors-income/
・大学病院の医師の年収は低い?その他の勤務医と年収を比較した結果
https://www.dr-10.com/lab/doctors-income-who-work-at-university-hospital/
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