病院建設費試算くん 建築費シミュレーター

病院の建築費シミュレーター 病院建設費試算くん
病院の建築費シミュレーター 病院建設費試算くん

「病院建設費試算くん」は病院の事業費を簡便的にシミュレーションするものです。病院の建設費を簡単に、ざっくりと試算(シミュレーション)したい場合、病床数と1床当たりの面積から計算できます。

実際の総事業費の試算とは異なります。


1床当たり面積とは、病院建設時の延べ床面積を病床数で除したもので、高度急性期病院は80~120平米、一般病院は60~80平米、療養型は60平米前後など、機能によって大きく異なります。



WAMが毎年公開している資料によると医療施設及び介護施設の建築平米単価は毎年上昇しており、病院は40.9万円、老健が31.2万円、特養が32.7万円となっています。
また、高機能な病院になるほど平米単価は高く、直近では坪単価120~200万円(平米単価36~60万円)とも言われています。



設計費は国土交通省の業務報酬基準で目安が定められていますが、設計規模や業務範囲等により異なります。計画の初期段階で詳細に見積もりは出来ないので、建築費の5~10%程度で見ておくこともあります。



医療機器取得費は、病院建設に伴い新たに購入する医療機器の費用を、病床あたりに換算して計上するものです。これも医療機能により大きく異なり、急性期病院では600~1000万円の場合もあれば、中小病院では極力更新しない方針に基づき、100万円以下のこともあります。特に不要であれば0を入力してください。



ここでは、現時点で見込めていない費用を予備費として積んでおくこともできます。特に思い当たらなければ、0を入力してください。

A~Fを入力すると、以下に総事業費が計算されます。



実際の事業費には、土地の取得や解体、造成、仮設、外構、設計監理費などに加え、什器備品、ネットワーク関連、申請手数料等が必要となるため、詳細な見積もりは適切な事業者に相談しましょう。

出所:独立行政法人福祉医療機構「2022年度 福祉・医療施設の建設費について